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婚活相手、何で選ぶ?

結婚相談所には、お相手にさまざまなご希望を持った方が訪れます。婚活されている女性がお相手に求める「条件」といえば やっぱり「男性の収入」です。

・「自分よりも年収の高い男性がいいです」

・「専業主婦になりたいので相手の年収は600万円以上ないと困ります」

・「できれば年収1000万円以上の方と出会いです」

世帯収入が高い人のほうがもちろん生活は安定します。ですが実際にはどうなのでしょうか?

お相手の年収がどのくらいあることが理想なのか。

女性から見たお相手の理想の年収についてみていきましょう。

結婚相手に求める年収を男性・女性別に調査!最低ラインはいくら?

結婚を考えるにあたり、男性は女性に、女性は男性に、求める年収はいくらなのでしょうか。近年流行している婚活アプリや婚活サイトでは、年収で相手を検索できるほどです。

特に女性は妊娠・出産の可能性もあり、一時的に年収が下がる可能性があります。生活していくうえで、結婚相手の年収はある程度必要になるでしょう。

こちらの記事では、結婚相手に求める年収の最低ラインや、男性・女性で意識に差異があるのかどうかなどを調査しました。

1.女性の意見

内閣府の「少子化社会対策に関する意識調査」(平成31年3月)によると、女性が結婚相手の男性に求める年収は400万円以上と回答した人はの割合は53.8%です。

女性が男性に求める年収は400万円以上が多いようですが、結婚相手に求める最低ラインの年収は果たしていくらなのでしょうか。

結婚に高年収が絶対に必要!と思っている女性の割合
「少子化社会対策に関する意識調査」では、結婚相手に重視する項目として「経済力」と答えた割合は96.6%です。「経済力はあまり関係ない」と回答した人は全体のわずか3.4%でした。

大半の女性が結婚相手に経済力、すなわち高年収が必要であると考えているようです。

年代別では、結婚相手に経済力を求める人は最も低い20代が53.1%、最も高い40代が63.0%です。

国税庁の「民間給与実態統計調査」によると、2019年度男性の平均年収は540万円です。

男性の平均年収以上である600万円を「高年収」と仮定しましょう。「少子化社会対策に関する意識調査」で年収600万円以上を男性に求める女性の割合は34.3%です。

女性の約3割は、男性と結婚にあたり高年収が必要であると考えていることがわかります。
ある調査によると、女性が結婚相手に求める年収の最低ラインは400万円以上と回答した人が最も多く29.9%でした。

次いで「年収500万円以上」と答えた人は23.4%で、「少子化社会対策に関する意識調査」による調査結果と同様の結果です。

女性が男性に求める年収の最低ライン

女性が男性に求める年収の理由は「この金額があれば自分の収入がなくても十分生活できる、または自分の収入とあわせて十分生活できると思うから」が一番多く選択されています。

総務省統計局の調査などによると、子供がいない夫婦2人暮らしの生活費は全国平均で256,632円です。夫婦2人の年間生活費だけで年収400万円が必要であることがわかります。

女性の収入がなくなったとしても、男性の年収が400万円以上あれば十分に生活できます。

年収の最低ラインが「400万円以上」との回答は、こういった統計にも裏付けられています。

専業主婦が旦那に求める年収は?

「専業主婦になるなら、夫の年収はいくら必要か」が議論されています。

女性が専業主婦になる場合、結婚相手の男性に求める年収は「600万円以上」と回答した人が最も多く、19.0%です。

「700万円以上」は14.2%、「800万円以上」は13.8%など、計76%もの女性が600万円以上を旦那に求める年収と答えています。

600万円以下でも16.2%は「500万円以上」と答えており、平均年収に満たない男性には厳しい回答であることが分かります。

もちろん、子供の数や居住地によって女性が必要と感じる年収に差はでます。

夫婦2人世帯の1か月あたり生活費は全国平均256,632円であるのに対し、東京の夫婦2人世帯の生活費は平均324,620円と、67,000円ほど高いです。

女性が旦那に求める年収は、居住地などの状況にも左右されると推測できます。

年収200万の男性との結婚はあり?

結婚相手として年収200万円の男性は、選択肢にあがるのでしょうか。

年収200万円では結婚後どう生活していけばいいのかわからないというのが一般的な意見です。結婚相手の男性の年収が200万円では、女性は働きに出る必要があります。

年収200万円では、子供が欲しくても妊娠・出産に踏み切れないとの意見です。子供がいれば、もちろん生活費はあがります。
それを選ぶほどの好条件好印象がなければ結婚は難しいでしょう。

年収300万の男性との結婚はあり?

男性の年収200万円では結婚は難しいとの意見が多くありました。年収300万円の男性との結婚はありなのでしょうか。

年収300万円未満の男性と結婚したい女性なんていないとの意見です。価値観は人それぞれですが、年収が低いことで結婚を躊躇する女性もいるのが現実です。共働きが必須となるでしょう。

年収400万の男性との結婚はあり?

男性の年収が200万円、300万円に比べ、400万円になると「結婚もあり」と発言する女性が多くなっています。

年収400万円になれば、結婚はできると考える女性が増えてきます。ただ、子供を産むには年収400万円は低いと考える人が多いようです。専業主婦ではなく共働きもしくはパートなどを考える女性が多いようです。

2.男性の意見

「少子化社会対策に関する意識調査」によると、男性が結婚相手の女性に求める年収は200~299万円と回答した人が一番多く、17.9%でした。

「収入は関係ない」と回答した人は24.9%にのぼり、女性の4.6%と大きな差があります。女性が結婚相手の男性に求める年収に比べ、男性はあまり女性に高年収を期待しない傾向があります。

女性にもある程度の年収が大事と考える男性の割合
結婚相手の女性に収入を求めない男性が多くいるなか、女性にもある程度の年収が大事と考えている男性はどのくらいいるのでしょうか。

「少子化社会対策に関する意識調査」の調査結果では、「収入は関係ない」「わからない」と回答した人の割合は43.8%に上ります。

逆に、男性の2人に1人以上が女性にもある程度の年収を求めていることがわかります。

もっとも、男性と女性では結婚相手に求める年収の額に差があるようです。

女性は結婚相手の男性に年収400万円以上を求める人が70%もいたのに対し、女性に400万円以上の年収を求める男性はわずか13.3%です。

女性よりも男性は、結婚相手に年収は大事と考えていないことがわかります。

男性が女性に求める年収の最低ライン

女性が男性に求める年収の最低ラインは400万円でしたが、男性が女性に求める年収の最低ラインはいくらでしょうか。

「少子化社会対策に関する意識調査」では、女性に求める年収を100万円未満から年収399万円と回答した男性は全体の27.2%です。

男性が女性に求める年収の最低ラインは300万円前後と推測できます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

やはり、女性は結婚後の妊娠なども見据えて男性にある程度の年収を求めます。
それは自分がどのくらい働いて補うか、どのくらい家を守ることに専念できるのかによるもので、相手の年収=相手のスペックというだけではありません。

男性からは、相手の年収はあまり考慮に入れていないとの意見にもあるように、
結婚後の生活を守るためのお金をなるべく男性が稼いでいる状況が望ましいといえると思います。

相手を守るために頑張りましょう。